本記事では、ゲーミングマウスを買ったら最初にやっておくべき初期設定を紹介します。
この記事で分かること
- ゲーミングマウスを使いこなすための設定
- ゲーミングマウスに使われる用語
ゲーミングマウスは、メーカー毎に詳細な設定ができるソフトウェアが用意されています。
このソフトウェアを用いて最適な設定をしてあげないと、マウスの挙動がおかしかったり、マウス本来の力が発揮されない可能性があります。
この記事をみながらマウスの設定をしてもらえれば、ゲーミングマウスを使いこなすための準備が整うのでぜひ最後まで読んでいってください!
ソフトウェアをインストールしよう
設定を始める前に、自分が使っているゲーミングマウスのメーカーに合ったソフトウェアをインストールしましょう。
表の中のソフト名をクリックするとDLページに飛びます。
ご使用のPCのOSに合わせてソフトウェアをDL後、インストールしてください。
メーカー名(アルファベット順) | ソフト名 |
---|---|
ASUS ROG | Armoury Crate |
Corsair | iCUE |
COOLER MASTER | MasterPlus+ |
ELECOM | ELECOM GAMING Tool |
HyperX | HyperX NGENUITY |
Logicool | G HUB |
MSI | MSI Center |
NINJUTSO | 製品名に合わせてDL |
Pulsar Gaming Gears | 製品名に合わせてDL |
Razer | Razer Synaps |
ROCCAT | 製品名に合わせてDL |
steelseries | SteelSeries GG |
検索エンジンで使いたいマウスの製品名を検索し、公式の製品ページを開いてください。
開いたら、サポート/ソフトウェア/ダウンロードのいづれかを見つけてクリックするとDLページが見つかります。
※マウスの種類によってはソフトウェア自体が存在しない場合もあります。
ついでにファームウェアも最新にしよう
メーカーによっては、ソフトウェアをDLできるページにマウスのファームウェアをアップデート出来るファイルも一緒に置いてある事があります。
その場合は、ファームウェアのアップデートファイルも一緒にDLして、マウスのファームウェアを最新にしてください。
ファームウェアをアップデートするためのファイルが置いていない場合は、ソフトウェアの中でファームウェアを更新出来るので特にファイルのダウンロードは必要ありません。
ソフトウェアをインストールした後に起動できたら、次から紹介する項目を設定していきましょう。
DPI/CPIを設定しよう
DPI(CPI)はマウス感度に大きく影響する部分です。
主な設定箇所はこちら。
・メインで使用するDPI
・マウス感度のレベル
メインで使用するDPI
メインで使うDPIの数値を決めましょう。
数値は完全に自分の好みですが、参考程度に主要FPSのプロゲーマー達に人気のDPIを載せておきます。
Valorantのプロゲーマーが選ぶDPI
- 800 DPI … 200人
- 400 DPI … 129人
- 1600 DPI … 30人
※参考「prosettings.net」2023/04/11時点
APEX LEGENDSのプロゲーマーが選ぶDPI
- 800 DPI … 30人
- 400 DPI … 11人
- 1600 DPI … 6人
※参考「prosettings.net」2023/04/11時点
どちらのゲームも800 > 400 > 1600 dpiの人気順となりました。
以上の結果から、FPSではローからミドルセンシでマウスを扱うプロが多いですね。
DPIについて詳しく知りたい人はこちらの記事で解説していますのであわせてご覧ください。
マウス感度のレベル
マウスには、デフォルトで感度のレベルが400刻みで5つ程度保存されています。
DPIの数値は、ソフトウェアを使用すれば好きな値に変える事が出来ます。
デフォルトの設定例:400/800/1200/2400/3200 dpi
多くの人は改めて設定を変える必要はありませんが、ゲームや作業毎に細かくDPIを切り替えて使いたい場合は設定しましょう。
設定した感度レベルは、マウス本体のDPI変更スイッチで切り替えたり、ソフトウェアのDPI設定から切り替える事ができます。
ポーリングレートを設定しよう
ポーリングレートは、マウスの動きを1秒間にどのくらいPC側に送信するかを表す数値です。
数値が高ければ高いほど、繊細な動きが可能になるので基本的に最大の数値を設定すれば良いです…が、
おすすめは『1,000Hz』です。
・ポーリングレートは1,000 Hzがおすすめ
・ゲームによって対応する最大ポーリングレート値が変わる
1,000Hzがおすすめの理由は、1秒間に1000回もマウスの情報をPCに送信すれば十分過ぎる上に、どんなゲームにも対応している数値だからです。
つまり、安定感抜群。
だけど、4,000Hzや8,000Hzに設定できるマウスもあります。
そういったハイエンドなマウスを使っている方は、プレイするゲームが対応する最大ポーリングレートに設定しましょう。
高ポーリングレート対応状況
(2023/04/11時点)
○…対応
×…未対応
△…ゲーム内設定のローインプットバッファを有効で対応
加速度/減速度をオフにする
マウス加速度/減速度はオフ推奨です。
設定箇所は全部で3つ。
・ソフトウェア
・PCの設定
・ゲーム内の設定
上の3つ全てで加速度をオフにしましょう。
マウス加速度がオンの状態だと、マウスを動かすスピードによって随時マウス感度が変わります。
その状態では、マウスの動きが一定では無くなるためマウスコントロールが極端に難しくなるので、加速度/減速度をオフにします。
ソフトウェアでオフにする
画像はSteelSeries GGでの設定例です。
こんな感じで加速度/減速度という項目があると思うので、メーターを0にしたり、オフにしましょう。
※お使いのソフトウェアに画像のような項目が無かったら設定の必要はありません!
PCの設定でオフにする
これでPC側のマウス加速度がオフになりました。
チェックを外したら、最後に『適用』を押すのを忘れないでくださいね。
ゲーム内設定でオフにする
画像はAPEX LEGENDSの設定例です。
加速度の設定ができるゲームは、オプションや設定にこんな感じの項目があるのでオフにしちゃいましょう。
アングルスナップをオフにする
アングルスナップは、マウスを操作する時の手ブレを補正する機能です。
多くのソフトウェアでは10段階のレベル調整が出来ますが、レベル0、すなわちオフにしちゃいましょう。
・アングルスナップはオフにする
マウスで縦、横に真っ直ぐな線を引きたい時などは便利な機能ですが、繊細な操作をした時に斜め操作が無効化されてしまいます。
これはFPSなどの対戦ゲームではかなり致命的。
繊細な操作が必要なゲームをプレイする人は全員オフにする事をおすすめします。
ボタン割り当てをしよう
マウスは、サイドボタンなどに好きなキーやショートカットを割り当てられます。
よく使用するキーを割り当てましょう。
・よく使用するキーやショートカットをマウス側に割り当てる
・ゲームでマクロを使用するのは非推奨
マクロを登録してマウスのボタンに割り当てる事も可能です。
しかし、ゲームでマクロを使用するとゲーム側の規約に違反する可能性が高いのでおすすめしません。
マクロはクリエイティブな作業などで活用しましょう。
キーボード操作が苦手な方は、G502 Xのような多ボタンマウスがおすすめ。
マウスのボタンが多いため、キーボードのキーをマウス側にたくさん割り当てられます。
当ブログでは、いくつか多ボタンマウスのレビューをしているので良かったらご覧ください。
ライティング機能を調整しよう
ライティング機能が搭載されているマウスは、ソフトウェア上で明るさや好みの色、光かたを設定できます。
このあたりはお好みで設定してもらえれば良いのですが、マウスがワイヤレスの場合は省エネモードがおすすめです。
・基本的に好きな設定でOK
・ワイヤレスマウスは省エネモードがおすすめ
・バッテリー持ちを気にするならオフにするのもアリ
ライティング機能はワイヤレスマウスで使うとバッテリーの消耗が激しいため、充電がすぐに無くなりやすいです。
そのため、省エネモードがあるならそちらをオンにすると電池持ちが良くなります。
マウスを動かしている間は、ライティングが自動的にオフになる機能です。常時光らせている時に比べてバッテリー持ちが良くなります。
※メーカー毎に省エネ機能の呼び方が変わるため注意
メーカーが公表するワイヤレスマウスの最大バッテリー持続時間は、その多くがライティング機能をオフにした状態の時を参考にしています。
つまり、あまり充電せずに長時間ワイヤレスマウスを使いたいなら、いっその事オフにしちゃうのもありです。
この記事のまとめ
最後に、マウスの初期設定の要点をまとめると・・・
- 自分のマウスに合ったソフトウェアをDLする
- マウス感度(DPI/CPI)を設定する
- ポーリングレートを1,000Hzにする
- 加速度/減速度をオフにする
- アングルスナップをオフにする
- キーやショートカットをマウスボタンに割り当てる
- 無線マウスのみライティング機能は省エネモードがおすすめ
このようになります。
少々手間ですが、せっかくの高性能なゲーミングマウスを使いこなすためにも一連の設定をしてみてください!
一度設定の流れを覚えてしまえば、色んなマウスに応用が効くので次から設定が楽になりますよ~!
それでは、最後まで読んでくれてありがとうございました!!
それではまた~。
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