この記事ではsteelseriesのゲーミングマウス「AEROX 5 WIRELESS」をレビューします。
質感、サイズ感、使用感などの参考になれば幸いです!
それでは最後までどうぞよろしくお願いします!!

AEROX 5 WIRELESSのスペック詳細
「AEROX 5 WIRELESS」は無線、軽量、多ボタン搭載と至れり尽くせりのマウスです。
基本のスペックや外観、本体のサイズ感、内蔵センサーなどの詳細はこのようになっています。
基本スペックと外観

バックカバーの材質 | ブラックマット仕上げ |
マウス本体のメイン素材 | ABSプラスチック |
形状 | エルゴノミクス,右利き用 |
ボタンの数 | 9個 |
スイッチのタイプ | SteelSeriesメカニカルスイッチ (8,000万回のクリック耐久性) |
イルミネーション | 3つのRGBゾーン |
バッテリー寿命 | 最長80時間 (2.4GHz) 最長180時間 (Bluetooth) |
マウスの接続 | 2.4GHz / Bluetooth 5.0 / 有線 |
急速充電 | 対応 |
「AEROX 5 WIRELESS」のメインの材質はプラスチックですが、マット仕上げなので安っぽさは無くカッコいいです。

形状はエルゴノミクスで左右非対称、右利き用となっています。

左側には中央に3つ、一番奥に1つ、計4つのサイドボタンが付いています。
中央の上側に付いているボタンは上下に動かせて、上と下それぞれにキーやマクロを割り当てられます。

右側側面はこんな感じ。
お腹からおしりにかけて急な曲線を描いたフォルムです。

後ろ姿はこんな感じ。

マウスのサイズ感

重量 | 74g |
長さ | 128.8mm |
幅 | 62.8mm (前部) 68.2mm (後部) |
高さ | 26.7mm (前部) 42.10mm (後部) |
写真で見るとあまりそう見えないかもしれませんが、実際に触ると結構大きいです。
管理人の俺の手のサイズが「長さ 20 cm × 幅 9 cm」で特に長さが平均より大きめですが、それでも「AEROX 5 WIRELESS」はかぶせ持ちならギリギリいけるかといった感じ。
詳細は後ほど解説してます。
内蔵センサーの詳細

センサー | SteelSeries TrueMove Air |
CPI | 100~18,000 |
IPS | 400(SteelSeries QcK表面で) |
加速 | 40G |
ポーリングレート | 1000Hz / 1ms |
「AEROX 5 WIRELESS」に搭載されているセンサーは、steelseriesとPixArtが共同開発したSteelSeries TrueMove Airとなっています。
TrueMove Air はsteelseriesが採用しているセンサーの中ではグレードが2つ落ちますが実際はどうなのか。
MouseTesterを用いたセンサーテストの結果がこちら(画像はスライド出来ます)
青い線がなめらかで、その線に沿って青い点が並んでいればいるほどセンサーの性能が良い証となります。
マウスパッドは以前レビュー記事を書いた「steelseries QcK+」で合わせてみました。
400 ~ 3200cpiまでを試しましたが、テスト結果の画像を見てみるとカウントが若干忙しない感じに見えなくもないです。
しかし、青い点が線に沿っていて挙動も変わらないので全く問題ありません。
TrueMove Airがあれば余裕で競技性の高いゲームもこなせるでしょう。

パッケージと付属品
付属品はシンプルで、使用するにあたり必要なものだけが入っていて分かりやすいです。
交換用のソールやグリップシールは同梱されていないので自分で用意する必要があります。
内容物
・マウス本体 | ・取扱説明書 |
・USBケーブル | ・延長アダプター |
・ワイヤレスドングル |
接続方法
「AEROX 5 WIRELESS」の接続方法は、2.4Ghz(無線)、Bluetooth5.0(無線)、有線接続の3種類があります。
接続方法
・2.4Ghz(無線) | ・Bluetooth5.0(無線) |
・有線接続(USB type C) |
おすすめの接続方法は、遅延が無く一番使いやすい2.4Ghz(無線)です。
付属のケーブルと延長アダプター、ワイヤレスドングルを組み合わせたらPCに接続し、マウス本体の電源を2.4Gに合わせてONにすれば完了です。

接続を安定させるためにも、ワイヤレスドングルとマウスの距離は出来るだけ近づけてください。
管理人の俺はワイヤレスドングルとマウスの距離が30cm以内になるよう設置しています。この距離で特に接続切れなどは起こっていません。

マウスの電源は裏面にあるので、接続したい方法に合わせて切り替えてください。
有線接続の場合はOFFのままで使用してください。

初期プロファイルでは、400 / 800 / 1200 / 2400 / 3200の5つのCPIが設定されています。
そのままでも使えますが、CPIの変更やサイドキーの割り当て、ライティングなどを細かく設定するためには、【steelseries GG】をDLしてください。

バッテリー持続時間

「AEROX 5 WIRELESS」は接続方法によってバッテリー持続時間が変わります。
2.4Ghz 接続 | 約80時間 |
Bluetooth 5.0 接続 | 約180時間 |
一見すると100時間も変わる訳ですからBluetooth 5.0で使いたくなります。しかしちょっと待ってください。
Bluetooth5.0接続は制約がきつい
Bluetoothで接続すると、ポーリングレートが最低の125になったり、サイドボタンが無効になったりします。もちろん、マウスのライティング機能もOFFになります。
さらにさらに、Bluetooth5.0接続では体感できるレベルで遅延が発生してしまいます。
以上の制約の元、バッテリー持続時間が180時間を達成できるようになっています。
ポーリングレート | 125 固定 |
サイドボタン | 無効 |
ライティング | 無効 |
遅延 | 体感できるレベルで発生する |
とは言いつつ、ビジネスで使う分には問題無いのでBluetooth5.0の使い道はあるかも?
急速充電に対応
充電のし忘れで突然充電切れ!という事態になっても焦らないでください。
「AEROX 5 WIRELESS」は急速充電に対応しています。
15分間の充電1回で | 40時間分程の充電が可能 |
充電を忘れる事は意外と多かったりするので、急速充電があると助かります。
実際に使用してみた感想

「AEROX 5 WIRELESS」を実際に使用してみて感じた良かった所、気になった所はこちらです。
良かった所 | 気になった所 |
---|---|
多ボタンで軽量 | 人を選ぶサイズ感 |
堅牢な作り | かぶせ持ち専用の設計 |
接続の安定感 | サイドボタンの押し心地 |
クリックの感触 | バッテリーの減り |
かぶせ持ちのフィット感 |
いくつかかいつまんで感想を書いていきます。
多ボタンで軽量
「AEROX 5 WIRELESS」は多ボタンで軽量なワイヤレスマウスです。
ボタンは全部で9つあり、各ボタンにショートカットキーなどを設定するとゲームや作業がとてもしやすくなります。
そして重量。多ボタンでサイズは大きめなのに73gは軽くて最高です。
ワイヤレス&9ボタン以上付いている多ボタンマウスは他メーカーからいくつか出ていますが、これだけ軽いのは中々無いです。
これも肉抜きされたハニカムデザインの賜物なのでしょうか。

堅牢な作り
ハニカムデザインといえば、マウス本体が穴だらけだからジュースとかこぼしたらやばそうですよね。
大丈夫です。「AEROX 5 WIRELESS」はIP54等級のAquaBarrierが搭載されているので、万が一何かこぼしても基盤にダメージが及びません。

しかし、手垢などは付きやすいので気にする方はこまめに手入れをしてあげましょう。
日々のお手入れは、中はエアダスターで吹き、表面は軽く拭いてあげるだけで良いです。
クリックの感触が良い
数時間のゲームプレイの他に、実はこの記事の執筆中にも「AEROX 5 WIRELESS」を使用しています。
そこで改めて感じたのが、メインボタンとホイールの押し込みが軽くて心地良いという事です。

メインボタンは力をあまり入れずともカチッっと軽快に押せる感じ。
ホイールの回し心地も軽快にクリクリっと回るのですが、押し込みがまた快適。
普通は真上からホイールを押し込まないと軸がズレるのですが、「AEROX 5 WIRELESS」は斜めから力を加えてもホイールの押し込みが反応します。
ゲーム中など、ホイール押し込みに何かキーを設定している方は多いと思いますが、「AEROX 5 WIRELESS」はとっさにホイール押し込みが可能なので何かと便利だと感じました。
かぶせ持ちのフィット感が運命の分かれ目
「AEROX 5 WIRELESS」はかぶせ持ちに最適化されている形状とサイズ感です。
その上、手が大きい人向けに設計されてる感がバリバリあります。
故に、フィットすれば天国、しなければ大地獄と化すマウスです。

この写真のようにただ手を乗せるのではなくて、委ねるようにかぶせ持ちをすると、全てのボタンにアクセス出来ます。
が、このようにつまみ持ち / つかみ持ちをしてしまうと・・・

手が大きめの俺ですら一番奥のサイドボタンに親指が届きません。
さらにこの握り方だとうまく力が入らないのでサイドボタン上部の上下に可動するボタンが使いづらくなります。
さて、不満がこぼれてきたので次からは気になった所を書いていきます。
人を選ぶサイズ感
「AEROX 5 WIRELESS」はサイズが大きめなので手が小さい方にはまず扱えません。
参考までに、管理人の手のサイズは長さ 20cm、幅 9cmです。
似たようなサイズの手の持ち主であれば、かぶせ持ち限定で快適に使えると思います。
サイドボタンの押し心地が固い
押し間違いを防ぐためにもある程度は仕方が無い面もあるのですが、サイドボタンの押し心地はイマイチです。
特に画像の①と③が押し込みにくい。

③は単純に押し込みにくい。
①は上下に可動するのがくせもの。でも上に押す分には軽めに押せるので、かぶせ持ちがフィットしていればむしろ快適です。問題は下方向に押し込む時で、これが固くて重い。
おすすめの設定
①のボタンは上下それぞれの押し込みに対して別々のキーやアクションを割り当てられます。
そのため、よく使うアクションは上押し込みに設定し、スタンプやエモートなどたまにしか使わないアクションを下方向押し込みに割り当てるのがおすすめです。
バッテリーの減りが早め
実際に「AEROX 5 WIRELESS」を使っていると、2.4Ghzモードでマウスを常時光らせながら使用していた場合はバッテリーがみるみる減っていきます。
使い方にもよりますが、実測では20~30時間といった所でしょうか。
急速充電にも対応していますし、普通に充電すれば良いのですがもう少し光らせながら長い時間使用できたら嬉しかったです。
バッテリーの持ちを良くするには
俺みたいにバッテリーの持ちが気になる場合は【steelseries GG】を使えばライティングをオフにできるほか、マウスを触っていない間は光らせないなどもっと細かく設定をする事で、2.4Ghzモードのカタログ値である最長80時間のバッテリー持ちに近づけます。
マウスのライティング例
steelseriesはライティングが綺麗な印象が強いのですが、「AEROX 5 WIRELESS」も綺麗な光り方をします。
照明は1,680万色から好きな色を設定できるのですが、実際に光らせてみたのでほんの一例を紹介します。



裏面はこんな感じ。

総合評価

良かった所 | 気になった所 |
---|---|
多ボタンで軽量 | 人を選ぶサイズ感 |
堅牢な作り | かぶせ持ち専用の設計 |
接続の安定感 | サイドボタンの押し心地 |
クリックの感触 | バッテリーの減り |
かぶせ持ちのフィット感 |
このマウスはとにかく大きめのサイズ感に注意して欲しいのと、かぶせ持ちに特化した設計という事を考慮した上で検討する事をおすすめします。
普段からかぶせ持ちで、無線で軽くて多ボタンのマウスを探している方は、自分の手にフィットするのであれば「AEROX 5 WIRELESS」は唯一無二の最強マウスと変貌するでしょう。
最後まで読んでくれてどうもありがとうございました!
他にレビューして欲しいPC周辺機器があればコメントで教えてください。
それではまた~。
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