本記事では、有線マウスと無線マウス(ワイヤレスマウス)のメリットとデメリットを分かりやすく解説していきます。
この記事で分かること
- 有線マウスのメリットとデメリット
- 無線マウスのメリットとデメリット
ゲーミングマウスを前提に解説していますが、普通のマウスにも当てはまることばかりの内容になっています。
ぜひ、「有線マウスと無線マウスはどちらを選べばいいの?」と迷っている人は参考にしてください!
有線マウスのメリット
まずは有線マウスのメリットについて解説します。
- バッテリーの充電が必要無い
- 接続の安定性が高い
- 最上級の性能が安価で手に入る
バッテリーの充電が必要無い
有線マウスは、ケーブルを直接接続して使用するためバッテリー切れの心配がありません。
・有線マウスはバッテリー切れを起こさない
・無線マウスでは気を遣うライティングも使いたい放題
ゲームプレイ中や作業中に充電切れを気にする必要が無いし、バッテリーの劣化に悩まされる事もありません。
さらに、有線マウスはバッテリー消費を気にする必要が無いため思う存分マウスを光らせられます。これはライティングを重視する人にとってはかなり魅力的なはず。ワイヤレスマウスではライティングをONにすると電池持ちが大幅に減少しますからね。
接続の安定性が高い
有線マウスは、機器に直接ケーブルを差して使用するので電波の影響を受けません。
・電波が干渉しないのでどこでも快適に使える
・ケーブルで繋がっているから動作が安定する
自宅では電子レンジやBluetoothデバイス等があっても電波干渉が起きず、LANパーティーやオフラインの大会でも混線の心配が無いので有線マウスはどこでも快適に使えます。
最上級の性能が安価で手に入る
有線マウスは、ワイヤレスマウスよりも格安で購入出来ます。
これは最上級グレードのマウスでも例外はありません。
・価格が無線マウスの半分以下
・1万円前後出すと最上級のグレードが手に入る
試しに、Razerのフラッグシップモデルである「DEATHADDER V3シリーズ」を見てみましょう。ちょうど有線モデルと無線モデルどちらも販売されています。
表のテキストの色が違う部分が両製品の主な違いです。
どちらもフラッグシップにふさわしいめちゃくちゃ高性能なセンサーを備えています。
しかし、有線モデルの方が重量が軽かったり、ポーリングレートが最初から8,000Hzに対応していたりと、よりハイエンドな性能になっているにも関わらず、有線モデルという理由で価格が1万円も安くなっています。
手頃な価格で、現行機種のフラッグシップモデルを試せるのは有線マウスの大きな強みです。
有線マウスのデメリット
次は有線マウスのデメリットについて解説します。
- ケーブルが邪魔で煩わしい
- 離れた場所で使用できない
- 複数のPCに対して使いづらい
ケーブルが邪魔で煩わしい
ケーブルの存在は、有線マウス最大のメリットであり、最大のデメリットです。
・ケーブルがデスクやマウスパッドに干渉する
・ケーブルにホコリが付く
マウスを動かす度に、デスクやマウスパッドに引っかかったり、ケーブルが絡まったりしてしまいます。特にローセンシでマウスをぶんぶん動かす人には致命的なデメリットです。
あと地味に嫌なのが、ケーブルにホコリが付着する事です。掃除すれば良い話なのですが、ケーブルは2mくらいある事が多いので意外と手間がかかる作業になります。
マウスバンジーを使いましょう。
煩わしいケーブルの存在感をある程度消す事ができ、無線マウスのような操作感を得られます。
おすすめは、BenQ Zowie CAMADE IIです。
定価は3,980円。数あるマウスバンジーの中でマウスを動かせる範囲が一番広いです。
離れた場所で使用できない
ケーブルの長さが決まっているので、マウスの使用範囲が限られます。
・あまり離れた所では使えない
・PC本体の置き場所に気を遣う
有線マウスのケーブルの長さは大体2m以下の製品が多いです。
この長さが届く範囲でPCに接続し、自分がマウスを操作しやすいよう調整する必要があります。
複数の機器に対して使いにくい
有線マウスは、複数のPCで使用する時の取り回しが悪いです。
・2台のPCで使いたい時にケーブルの抜き差しが必要
2.4GHzとBluetooth接続両方に対応したワイヤレスマウスの場合、予め2台のPCとペアリングしておけば、スイッチを切り替えるだけで2台のPCで使用できます。
一方で、有線マウスはその都度、ケーブルを一度抜いてから新しい機器に挿し直す必要があり取り回しが悪いです。
始めから複数の機器でマウスを使う予定がある場合は、ワイヤレスマウスの使用をおすすめします。
ワイヤレスマウスのメリット
ここからは、ワイヤレスマウスのメリットについて解説します。
- ケーブルを気にしなくていい
- 軽さがより際立つ
- 手軽に複数のPCで使える
ケーブルを気にしなくていい
ワイヤレスマウスの最大のメリットは、ケーブルからの開放です。
・ケーブルが引っ張られたり摩擦による抵抗感を感じない
・ローセンシでの使用感が最高
・デスクの上がスッキリする
ワイヤレスマウスは、ケーブルが引っ張られたり、引っ掛かりや摩擦による抵抗を受けないためストレスフリーな操作が可能になります。
これは腕をぶんぶん動かすローセンシで使う人が最も恩恵を受けるでしょう。もちろん、ミドル~ハイセンシでマウスを使う人も、ケーブルの煩わしさが消えるので快適性が増します。
ケーブルが無くなる事で、デスクの上がスッキリするので見た目の不快感が軽減されたり、掃除が楽になるのも嬉しい利点です。
軽さがより際立つ
ケーブルによる抵抗感を受けず、軽量化されたマウスの良さが存分に発揮されます。
・軽量化された設計を存分に活かせる操作感
昨今のゲーミングマウスは軽量化ブームですが、ケーブルがあるとその分抵抗感や操作範囲の制限を受けてしまい、せっかくの軽量化が無駄になってしまう感じが否めません。
一方で、ワイヤレスマウスはケーブルが無く、何の制約も受けないのでより軽量マウスを使いこなせるでしょう。
手軽に複数のPCで使える
2.4GhzワイヤレスとBluetooth接続を活用すれば、複数のPCにペアリングが可能です。
※2.4GhzワイヤレスとBluetooth接続両方に対応したマウスが必要
・スイッチを切り替えるだけで複数の機器と繋がる
予めペアリングさえ済ませておけば、あとはスイッチで簡単に接続先を切り替えられます。
ケーブルの抜き差しが必要無いのは楽ですね。
ワイヤレスマウスのデメリット
次はワイヤレスマウスのデメリットについて解説します。
- バッテリーの充電が必要
- 価格が高い
バッテリーの充電が必要
ワイヤレスマウスは、バッテリーの充電や電池交換が必要です。
・使用するにはバッテリーの充電か、電池の交換が必要
・バッテリーが劣化する
充電自体が手間だったり、大事な所でバッテリーが切れてしまうのはやはりデメリットでしょう。
製品によっては、充電ではなく電池交換が必要な場合もあります。
ワイヤレスマウスを快適に使用するためには、こまめな充電が必要となります。
価格が高い
ワイヤレスマウスは、有線マウスと比較して価格が高いです。
・有線マウスと比較して価格が1.5倍以上高い
特にゲーミングマウスでは、有線モデルとワイヤレスモデルがラインナップされた場合、価格差が1.5倍から2倍程ある事が多いです。
Razer DEATHADDER V3シリーズ | 有線モデル/10,980円 | 無線モデル/21,780円 |
Logicool G502 Xシリーズ | 有線モデル/10,890円 | 無線モデル/21,780円 |
HyperX Pulsefire Haste 2シリーズ | 有線モデル/8,490円 | 無線モデル/12,500円 |
上記の表は全て税込み価格。(2023/04/06時点、Amazon参考)
メリットとデメリットのまとめ
有線マウスと無線マウス、それぞれのメリットとデメリットをまとめると・・・
- バッテリーの充電が必要無い
- 接続の安定性が高い
- 最上級の性能が安価で手に入る
- ケーブルが邪魔で煩わしい
- 離れた場所で使用できない
- 複数のPCに対して使いづらい
- ケーブルを気にしなくていい
- 軽さがより際立つ
- 手軽に複数のPCで使える
- バッテリーの充電が必要
- 価格が高い
このような結果になりました。
人によって、重視するポイントや使用する環境が違うと思いますが、
性能と価格のコスパを重視するなら有線マウスを。
操作性の向上を重視するなら無線マウスをおすすめします。
個人的には、無線の操作性が快適過ぎるので、一度ワイヤレスマウスを触ってみて欲しいです。
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