本日開催された「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン」にて、ファン待望の新作ターン制タクティクスゲーム『STAR WARS Zero Company』の詳細がついに明かされました! 今週初めにファンへ告知されていた通り、注目の情報が公開された形です。
本作は、『Star Wars Jedi: Fallen Order (スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー)』などが発表された2022年初頭に開発がアナウンスされていたタイトルで、『XCOM』シリーズを手がけたベテラン開発者たちが設立したBit Reactorが、Respawn EntertainmentおよびLucasfilm Gamesと共に開発を進めています。
XCOM開発陣が手がける本格ターン制タクティクス

『STAR WARS Zero Company』の開発を率いるBit Reactorは、『XCOM』シリーズで知られるGreg Foerstch氏をはじめとするベテラン開発者によって設立されたスタジオです。
そのため、本作が『XCOM』のデザインを踏襲したターン制タクティクスゲームとなるのは、ファンにとって納得の展開と言えるでしょう。
開発者が語るビジョン:戦術性とスター・ウォーズ世界の融合
Bit ReactorのCEO兼クリエイティブ・ディレクターであるGreg Foerstch氏は、本作のビジョンについて次のように語っています。
プレイヤーの選択が意味のある結果をもたらすクローン戦争時代のオリジナルストーリーと、親しみやすくシネマティックな演出でありながら、奥深いターン制タクティカルコンバットを提供することを目指しています。
-Greg Foerstch氏-
Foerstch氏の言葉からは、単に戦術性を追求するだけでなく、スター・ウォーズならではの物語体験や、映画のような迫力あるビジュアル表現にも力を入れていることがうかがえます。
「プレイヤーの選択が意味のある結果をもたらす」という点は、物語の分岐やゲームプレイへの影響が期待され、「親しみやすくシネマティック」という表現は、複雑になりがちなタクティクスゲームの敷居を下げつつも、戦闘シーンの演出にこだわっていることを示唆しています。
Lucasfilm Gamesも期待を寄せる「意味のある選択」
Lucasfilm GamesのGM兼VPであるDouglas Reilly氏も、本作への期待を次のように述べています。
最高のタクティクスゲームとは、常に意味のある選択が求められるものです。私たちは、スター・ウォーズの世界観に忠実でありながら、魅力的で革新的なタイトルを届けるために、Bit Reactorという最適なチームを選んだと確信しています。
-Douglas Reilly氏-
Lucasfilm Games側も、単なるアクションゲームではない、戦略的な思考と「意味のある選択」を重視したゲーム体験を求めていたことがわかります。Bit Reactorの開発力とスター・ウォーズへの理解に、大きな信頼を寄せているようです。
クローン戦争末期を舞台にした重厚な物語
『STAR WARS Zero Company』の舞台は、クローン戦争末期の混沌とした時代。
プレイヤーは元共和国将校である「ホークス (Hawks)」となり、個性豊かな工作員たちで構成されるエリート部隊「ゼロ・カンパニー (Zero Company)」を率いることになります。
ゼロ・カンパニーは、銀河中から集められた、型にはまらない雇われ者たちのチームです。彼らはそれぞれの違いを乗り越え、ほぼ不可能と思われる困難に立ち向かい、放置すれば銀河を飲み込みかねない新たな脅威に挑まなければなりません。本作では、これまで語られてこなかった、リアルで骨太な物語が展開されるとのことです。
XCOMライクなゲームプレイの詳細
本作のゲームプレイは、『XCOM』シリーズを彷彿とさせる要素が満載です。
銀河を駆け巡るミッションと基地運営
プレイヤーはキャンペーンを通じて、銀河系の各地で戦術的な作戦や調査を実行します。ミッションの合間には、作戦基地を設立・運営し、情報提供者のネットワークを通じて情報を収集することで、常に敵の一歩先を行くことが求められます。
このシステムは、『XCOM』における「ジオスケープ(地球儀マップ)」や基地運営の要素に近いものと考えられます。単に戦闘をこなすだけでなく、戦略的な判断やリソース管理が重要になることを示唆しています。
自分だけの「ゼロ・カンパニー」を編成・カスタマイズ
本作では、『XCOM』ライクなタイトルに期待されるように、自由に工作員をリクルートし、自分だけの部隊を編成・カスタマイズすることが可能です。また、ゲームオリジナルのスター・ウォーズキャラクターたちとの出会いも待っています。
主人公から隊員まで!自由度の高いキャラクターカスタマイズ
キャラクターカスタマイズの自由度は非常に高いようです。
- 主人公ホークス: 外見や戦闘クラスを完全にカスタマイズ可能。
- リクルートした工作員:
- 外見: 自由にパーソナライズ可能。
- 装備 (ロードアウト): 戦闘スタイルに合わせて調整可能。
- アビリティ: 様々な能力を習得・選択可能。
- クラスと種族: 本作オリジナルのスター・ウォーズのクラスや種族が多数登場。例としてクローン・トルーパー、アストロメク・ドロイド、そしてなんとジェダイまで含まれることが明かされています。
主人公だけでなく、部隊のメンバー一人ひとりまで細かくカスタマイズできる点は、プレイヤーの没入感を高める大きな要素です。
特に、様々な種族やクラス、さらにはフォースを操るジェダイまで部隊に加えられる可能性があるというのは、スター・ウォーズファンにとって非常に魅力的であり、戦略の幅を大きく広げることになりそうです。
仲間との絆が生む戦闘シナジーと高難易度バトル
戦場では、チームメンバー同士が絆を深めることで、強力な戦闘シナジーがアンロックされ、戦況を有利に進めることができます。開発陣は、適切な戦略なしには乗り越えられない、手に汗握る高難易度の戦闘を約束しています。
仲間との「絆」システムは、単に個々のユニットを強化するだけでなく、チームとしての連携を重視するゲーム性を示唆しています。どのキャラクター同士を組ませ、どのようにシナジーを発揮させるかが攻略の鍵となりそうです。「高難易度」という言葉からは、一筋縄ではいかない、歯ごたえのあるタクティカルバトルが期待できます。
まとめ:スター・ウォーズファン待望のタクティクスゲーム登場!

『STAR WARS Zero Company』は、『XCOM』シリーズのベテラン開発陣が、Respawn EntertainmentとLucasfilm Gamesという強力なタッグと共に送り出す、ファン待望のターン制タクティクスゲームです。クローン戦争末期という魅力的な時代設定、プレイヤーの選択が反映されるオリジナルストーリー、自由度の高い部隊編成とカスタマイズ(ジェダイも参加可能!)、そして戦略性が求められる奥深い戦闘システムなど、期待せずにはいられない要素が満載です。
スター・ウォーズの世界で本格的なタクティクスゲームを待ち望んでいたファンにとって、『STAR WARS Zero Company』はまさに夢のような一作となるかもしれません。今後の続報に注目しましょう!

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