重量が軽くてライティングが綺麗でつまみ持ちと相性が良い無線のマウスは無いかな~?
こんなマウスを探している方にぶっ刺さる製品がこちら
steelseries AEROX 3 WIRELESS!!
AEROX 3 WIRELESSの概要
AEROX 3 WIRELESSはsteelseries製のゲーミングマウスです。ボディは肉抜き仕様で軽量化されており、マウス本体の重さはわずか68gとなります。本体裏側にはRGBイルミネーションが搭載で綺麗な発光が特徴的。本体のサイズはやや小ぶりで、つかみ持ち/つまみ持ちに最適です。もっと詳しく知りたい方は、本記事で細かく解説していきますので最後まで読んでいってくれたら嬉しいです!
- 軽くて取り回しがしやすい
- サイドボタンを誤入力しにくい
- つまみ/つかみ持ちが快適
- 使用時の接続が安定している
- 2.4GhzとBluetoothの切り替えが楽
- ライティングが綺麗
- 肉抜きされた部分が汚れやすい
- マウスソールの周りが汚れやすい
- スリープからの復帰がスムーズじゃない
同梱物
AEROX 3 WIRELEESの同梱物はこちら。
- マウス本体
- USB-C ドングル
- 充電ケーブル/USB-C to USB-Aスーパーメッシュデータ
- 延長ケーブルアダプター
- 製品情報ガイド
グリップテープや予備のソールは付いていないので、欲しい方は別途用意する必要があります。
【AEROX 3 WIRELESSの予備ソールはCorepad Skatez マウスソールがおすすめ】
製品デザイン
AEROX 3 WIRELEESの質感、防水/防塵性能、重量、サイズ、形状、ボタンの数、接続方式とバッテリーの持続時間をチェックします。
ちなみに、マウスの色は黒と白が選べますが俺は黒色を選びました。理由は黒の方が無骨で渋いデザインに見えたからです。
質感/ビルドクオリティ
バックカバーの材質 | ブラックマット仕上げ/ 白色マット仕上げ |
筐体メイン素材 | ABSプラスチック |
メイン素材となるABSプラスチックは衝撃に強いのが特徴なため、見た目よりも堅牢な作りとなっています。
プラスチック製ではありますが、全体的にマット仕上げになっていてチープな印象はありません。びっくりしたのが、俺はあまり手汗をかきませんがそれでも使用している内にマウスにほんのり光沢感が出てきてました。これはこの素材の特徴なのか?マットな質感と相まってエイジング後のオイルドレザーのような雰囲気です。
メインスイッチ含めた表面~サイド上部はザラザラとしていて滑り止め風になっています。
サイド側中部~下部はツルツルしているので持ち上げる際に若干滑りますが、マウス自体が軽くて持ち上げやすいのでそんなに気になりませんでした。
防水/防塵性能
AEROX 3 WIRELESSには、「AquaBarrier」というIP54に準拠した防水、防塵性能が搭載されています。多少のほこりや水の飛沫をかぶっても基盤にダメージが及ばず問題なく動作します。
IP54とは前の数字が防塵性能、後の数字が防水性能を表しています。具体的には以下を意味します。
IP5x | 防塵試験用粉塵(直径75μm未満)が入ったとしても所定の動作及び安全性を損なわないように保護されている。 |
IPx4 | 製品に対するあらゆる方向からの水の飛まつに対し保護されている。 |
重量
マウス本体の重さ | 公表値:68 g |
マウスの重さはメーカーの公表通り68gに収まっています。おおよそ70gと言われている油揚げ一枚よりも軽い重量です。
本体の肉抜き仕様(多孔シェル)は18gの軽量化に貢献しているとの事。
サイズと形状
長さ | 121 mm |
幅 | 前部:58 mm 後部:67 mm |
高さ | 前部:21.5 mm 後部:38 mm |
形状 | 左右対称型,エルゴノミクス,右利き用 |
AEROX 3 WIRELEESは、長さが121mmとやや小ぶりですが、幅と高さはエルゴノミクス形状で前部から後部にかけて大きくなるフォルムになっています。そのため、そんなに小さい印象は受けず中型サイズの枠に入るマウスです。
ボタンの数とタイプ
ボタンの数 | 計6個 |
ボタンのタイプ | steelseries製メカニカルスイッチ |
ボタンの数はメインスイッチ2つ、サイドボタン2つ、ホイール押し込み1つ、その下にもう1つの計6個のボタンが搭載。
サイドボタンはやや上部に配置されていて、ボタンの大きさは細めです。押し心地はもちっとしていてるため軽くは無いですが、誤入力は防げそう。
メインボタンのタイプははsteelseriesオリジナルのメカニカルスイッチを搭載し、8000万回のクリック耐久性があるとの事。
クリックの感触はカチッと軽めの音と共に確かなタクタイル感を得られます。
接続方式とバッテリーの持続時間
AEROX 3 WIRELESSの接続は、有線接続、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth接続の3種類に対応しています。
マウス裏面にあるスイッチを使用して簡単に電源のオン/オフと接続方式の切り替えが出来ます。
バッテリーの持続時間
2.4 GHz接続 | 最大 80時間 |
Bluetooth | 最大 200時間 |
バッテリーの持ちはライティングがオフの状態で上記の通りです。ライティングをオンにすると最大持続時間は30時間以下に減りますが、15分で40時間分の急速充電が可能なので急なバッテリー切れにも対応できるようになっています。
握り方のおすすめ度
フィットするマウスの握り方はマウスと手のサイズによって千差万別です。ここでは管理人の俺の手のサイズを参考に握った時の感触をチェックします。
管理人の俺の手のサイズは「長さ 20 cm × 幅 10 cm」で平均より少し大きめ、指の太さは細めです。
かぶせ持ち
【快適度】星2
俺の大きめの手ではかぶせ持ちとの相性があまり良くありませんでした。マウスの長さが120mmと短めなので手ですっぽりと覆ってしまいます。さらに深刻なのが小指の位置で、小指だけ居場所が見つからず自由行動でした。
つかみ持ち
【快適度】星4
つかみ持ちとの相性は良いです。なめらかな曲線を描いたフォルムとサイドのくびれにつかみ持ちをする時の指の構えが噛み合います。手のひら部分はマウス後方部分の盛り上がった形状に沿わす形でフィットしやすく、しっくりくる位置を探しやすいです。
つまみ持ち
【快適度】星4
つまみ持ちも相性が良く快適です。指先でマウスを支えるためか、個人的には小指の位置も自然で違和感が少ない気がします。つかみ持ちと同様、なめらかな曲線を描いたフォルムとサイドのくびれに指先がフィットしちょうど良いバランスでマウスを操作できます。
持ち方のおすすめ結論
AEROX 3 WIRELESSはつかみ持ち、つまみ持ちに適した形状です。
ちなみに・・・かぶせ持ちスタイルが好みの方は、同シリーズのAEROX 5 WIRELESSがどんぴしゃな製品となっています。管理人が実際に使用して書いたレビュー記事がありますのでよかったらこちらも読んでみてください。
センサーの詳細
搭載センサー | SteelSeries TrueMove Air |
センサーのタイプ | 光学式 |
CPI(DPI) | 100~18,000 |
IPS(トラッキング速度) | 400 IPS |
最大加速度 | 40 G |
ポーリングレート | 最大1000Hz |
搭載されているセンサーはsteelseriesとPixArtが共同開発したSteelSeries TrueMove Airです。CPI(DPI)は100刻みで設定でき、最大18,000まで。IPSは400、最大加速度は40Gとなっています。
同シリーズのAEROX 5 WIRELEESやAEROX 9 WIRELESSにも同じセンサーが搭載されています。
ちなみに・・・IPS(トラッキング速度)だのポーリングレートだの何のこっちゃ!?という方は以下の記事で解説していますのでよかったら読んでみてください。
センサーをチェック
Mouse Testerを用いてセンサーに問題が無いかチェックしてみます。マウスパッドはsteelseries QcK+を使用。テストしたCPIは400/800/1200/2400/3200の初期に登録されている5つです。画像はスライド可能。
波形にそって青い点が沿っていれば問題無しですが、AEROX 3 WIRELESSのセンサーは今回チェックした全てのCPIにおいてセンサーの乱れはありませんでした。センサーチェックの結果は良好です。
リフトオフディスタンス
マウスを持ち上げた時にセンサーが反応しなくなるまでの距離であるリフトオフディスタンス(LoD)をチェック。
0.1mmのプレートを使用して計測していくのですが、結果は1.3 mmほど。
AEROX 3 WIRELESSはマウスを1.3mm持ち上げるとセンサーが反応しなくなります。忙しないFPSやMOBAをプレイしても十分扱いやすい距離だと思います。
実際に使用してみた感想
実際にAEROX 3 WIRELESSを1週間ほど使用してみて、良かった所、気になった所を紹介します。
良かった所
- 軽くて取り回しがしやすい
- サイドボタンを誤入力しにくい
- つまみ/つかみ持ちが快適
- 使用時の接続が安定している
- 2.4GhzとBluetoothの切り替えが楽
- ライティングが綺麗
良かった所はたくさんありますが、個人的にはサイドボタンの位置と押し込みの硬さが絶妙でした。
ゲームに熱中すると力が入り、大事な場面でサイドボタンを押してしまう事って意外と多いと思います。
特にFPSでは一瞬のミスが命取りになるのでかなり致命的なアクションになりますが、AEROX 3 WIRELESSのサイドボタンは中央より上側に配置され、意図しないと押せない位置と絶妙な硬さなので、力が入ってしまった事によるサイドボタンの誤入力はしにくいです。
あとは、ゲーム中や作業中にマウスの接続が途切れるような事が一度もありませんでした。マウス使用中に接続が途切れる心配が無い事はかなりストレスフリーだと思います。
マウスの遅延なども感じられず、競技性が高いゲームにもガンガン使用できると思います。
気になった所
- 肉抜きされた部分が汚れやすい
- マウスソールの周りが汚れやすい
- スリープからの復帰がスムーズじゃない
性能面では気になった所は無く非常に満足でしたが、汚れやすいデザインなのと、スリープからの復帰にややもたつきが見られました。
AEROX 3 WIRELESSに限らず肉抜きデザインのボディ全般に言えることですが、穴あき部分に手垢が付着します。そして問題は、掃除が非常に手間です。普通のボディであればサッと拭くだけですが、肉抜きデザインだと穴一つ一つを丁寧に拭かなければいけません。掃除し終わった時の達成感は嫌いじゃないですけど。
次は裏面、マウスソール部分のフチにホコリが溜まりやすいです。気になる方は爪楊枝などを使ってこまめに掃除する必要があります。
そして何気にストレスなのが、スリープからの復帰時です。
PCのスリープから復帰しマウスが再度使用可能になるまで若干もたつく事があります。下手したら一度マウスを再起動して再接続するまで使用不可なパターンもありました。PCのスリープを多用する人は注意が必要です。
ライティング時の雰囲気
AEROX 3 WIRELESSはライティングが綺麗です。というか、steelseries製品はどれもライティングが綺麗で映えますね。
専用ソフトウェア:SteelSeries GG
AEROX 3 WIRELESSはPC用アプリ「SteelSeries GG」を使用して、ライティングやCPIなどの各種設定が出来ます。
- マウスボタンの割当変更
- マクロの記録,割当
- 100~18,000までのCPIの調整
- ポーリングレートの変更
- バッテリーセーブのオン/オフ
- ライティングの設定
- アングルスナップ
- 加速/減速の調整
「アングルスナップ」は、カーソルがブレずにまっすぐ動かせるようになる機能。縦線や横線をマウスで簡単に綺麗に引ける一方で、直線的な動きに矯正されるせいで斜め移動が不可になるデメリットがあります。
「加速/減速」は、カーソルを移動する時の加速量と減速量を調整できます。例えば、加速量を上げるとマウスを素早く動かした時のカーソルの移動速度が速くなります。減速量はその逆。俺はマウス感度の感覚が鈍る原因になりかねないため使ってません。
総合評価
- 軽くて取り回しがしやすい
- サイドボタンを誤入力しにくい
- つまみ/つかみ持ちが快適
- 使用時の接続が安定している
- 2.4GhzとBluetoothの切り替えが楽
- ライティングが綺麗
- 肉抜きされた部分が汚れやすい
- マウスソールの周りが汚れやすい
- スリープからの復帰がスムーズじゃない
汚れやすい点とスリープ復帰時のもたつきが気になりますが、総評してAEROX 3 WIRELESSは万人にとって扱いやすい小ぶりで軽いワイヤレスマウスです。
その上ライティングが綺麗なので、昨今の軽量に特化したシンプルなワイヤレスマウスに飽きた人には特におすすめしたいです。
手のサイズが中~大きめの人で、かぶせ持ちが好みの人は同シリーズのAEROX 5 WIRELESSがぴったりな製品なのでよかったらこのマウスのレビュー記事もご覧ください。
最後まで読んでくれてありがとうございました!!
何かレビューしてほしい製品があればコメント欄までお願いします!!
それではまた~。
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