こんにちは!俺しらべのおれごです。
最速を目指すためにRTAにチャレンジしてきたスーパーマリオ64のスピードランナーたちは、ゲームの限界を押し広げるべく、さまざまなトリックやグリッチを発見してきました。
しかし、その中には実用性がほぼ皆無なものもあります。
今回話題になっているのは、“Supper Mario Broth氏”がBlueskyで投稿したこちらの内容です。
なんと、『41回の精密なボタン入力を行うことで、マリオが一時的に水中に立つことができる』という驚異の技です。
・・・
マジで!?
この技の概要
このグリッチが可能になるのは、スーパーマリオ64の3つ目のコース「ジェリーロジャー湾」にある、非常に小さな“継ぎ目”です。
この継ぎ目自体は、「Aボタンチャレンジ」と呼ばれるTAS(ツールアシステッドスピードラン)で何年も前から使用されてきました。
Aボタンの使用回数を極力抑えてゲームをクリアするという、究極の縛りプレイです。
しかし、TASでの超人的な操作は人間には不可能と言われていました。
そんな中、2020年にマリオのグリッチハンター「bad_boot」氏が、人間の手でも実行可能な方法を発見したのです。そして、最近「Supper Mario Broth」氏がBlueskyで紹介したことで、世界中のゲーマーの間で話題になりました。
実際の手順(41回のボタン入力)
このグリッチを成功させるためには、以下の精密な操作が必要です。
- 洞窟前の看板につかまり、ジャンプキックをする。
- パンチを20回
- 一時停止 → 上入力をホールド → 再開
- 2フレーム後にジャンプ → フレーム単位で正確なタイミングでヒップドロップ
- 再度一時停止 → 再開 → ジャンプ → ヒップドロップ
- 水面から垂直ジャンプを3回
- Aボタンで7回泳ぐ → Bボタンで3回泳ぐ
この合計41回のボタン入力を正確に行うことで、マリオが水中の地面に立つという奇妙な状態になります。
この技の実用性は?
この技の面白さは間違いなくありますが、実用性はほぼゼロです。
水中に立った後、マリオは通常の地上のようにジャンプすることができますが、少しでも動くと元の水中の状態に戻ってしまいます。
TASにおいては、この継ぎ目を使うことでAボタンの使用を減らすことができるため、有用なテクニックですが、今回の41回のボタン入力で行う方法には特にゲーム攻略上のメリットはありません。
マリオ64のスピードランコミュニティの探究心
スーパーマリオ64のスピードランコミュニティは、常に新しい技やグリッチを発掘し続けています。
今年の初めには、あるプレイヤーが「34フレームのループを280万回、36日間繰り返すと丸太が崖を突き抜ける」という、まったく用途不明な現象を発見しました。
このような一見無駄に思える発見が、将来的にスピードランの世界に革命をもたらす可能性もあります。
もしかすると、今回の水中立ち技も、今後の新たなテクニックに繋がるかもしれません。
まとめ
今回紹介した「41回のボタン入力でマリオが水中に立つ技」は、実用性こそないものの、その発見自体が驚異的なものです。
ゲームの仕組みを深く理解し、限界に挑戦し続けるスピードランナーたちの探究心には、ただただ驚かされるばかりです。
これからもマリオ64のスピードラン界では、常識を覆すような新たな発見が続くことでしょう。あなたもぜひ、スーパーマリオ64の奥深い世界に触れてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでくれてありがとうございました!
また別の記事で会いましょう!
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