- NVIDIA最新ドライバー(572.xx)がRTX 40/30シリーズで不具合を多発
- RTX 40ユーザーには旧ドライバー「566.36」の使用を推奨
- RTX 50シリーズ向け以外は新ドライバーを避けるべき状況に
NVIDIA最新ドライバー「572.xx」で深刻な不具合が続出
現在、NVIDIAの最新GPUドライバー「572.xx」が、旧世代のグラフィックボードであるRTX 40シリーズとRTX 30シリーズで多数の不具合を引き起こしています。
具体的には、ゲーム中の突然のクラッシュやフリーズ、性能低下、画面のカクつきなどが頻繁に報告されています。
この問題はすでに広く知られるようになり、ゲーム開発者自身も正式に「最新ドライバーの使用を控えるように」と警告を出す異例の状況となっています。
ゲーム開発者がRTX 40シリーズユーザーに「旧ドライバーの使用」を推奨
先日リリースされたばかりのゲーム『inZoi』や『The First Berserker: Khazan』の開発チームは公式に声明を発表し、「RTX 40シリーズを使用しているユーザーは最新の572.xxではなく、安定版である『566.36』(2024年12月リリース)を使うように」と推奨しました。
『566.xx』系のドライバーに戻すことで、多くのユーザーがこれらの問題を回避できていることが確認されています。最新ドライバーの不具合報告があまりにも多いため、開発者側も異例の推奨措置を取らざるを得ない状況です。
NVIDIAドライバ『566.36』のインストールは以下のリンクから
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/237722
RTX 30シリーズにも影響、同様にドライバーのダウングレード推奨へ
この問題はRTX 40シリーズだけでなく、RTX 30シリーズユーザーの間でも発生しています
。RTX 30シリーズの場合、不具合の頻度はRTX 40よりやや少ないものの、同様に最新ドライバー『572.xx』による不安定性が報告されています。そのため、RTX 30シリーズユーザーも『566.36』ドライバーへのロールバックが推奨されています。
NVIDIAドライバ『566.36』のインストールは以下のリンクから
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/237722
RTX 50シリーズでは問題が起きにくいが…
一方、最新世代のRTX 50シリーズでは『572.xx』系ドライバーが比較的安定しており、ブラックスクリーン問題も最近のアップデートで解消されつつあります。しかし、それでも一部の細かいバグが報告されているのが現状です。
RTX 50シリーズユーザーにとって不運なことに、前世代の『566.xx』ドライバーはRTX 50シリーズに対応していないため、不具合が起きても古い安定版への戻し方が存在しません。
NVIDIAは未だに正式なコメントなし。「ゲーミング市場は重視していない?」
今回のRTX 40シリーズでの大規模な不具合に関して、NVIDIAは現時点で公式な声明や解決策を提示していません。そのため、ゲーム開発者やユーザーは各自で問題への対処を強いられています。
こうした対応の遅さや問題放置により、一部では「NVIDIAはもはやゲーム市場をあまり重視していないのでは?」と疑念の声も上がっています。
実際、現在のNVIDIAにとってゲーミング市場は全体収益のごく一部であり、企業の関心が薄れているのではという懸念も出ている状況です。
まとめ:RTX 40・30シリーズユーザーはドライバーのアップデートに要注意
現状を踏まえると、RTX 40シリーズ・RTX 30シリーズを利用しているゲーマーは、NVIDIA最新ドライバー(572.xx)へのアップデートは控えるのが安全です。不具合がある場合は旧バージョン『566.36』へ戻すことを検討しましょう。
また今後のNVIDIAの公式発表にも注目が必要です。
NVIDIAドライバ『566.36』のインストールは以下のリンクから
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/237722

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