【ATH-M50xSTSレビュー】大人気モニターヘッドホンに高性能マイクをくっつけちゃった最強ヘッドセット

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

この記事ではオーディオテクニカのヘッドセット「ATH-M50xSTS XLRモデル」をレビューします。

質感、サイズ感、使用感などの参考になれば幸いです!

それでは最後までどうぞよろしくお願いします!!

目次

パッケージと内容物

パッケージはこんな感じで黒を基調としたモノトーンでスタイリッシュなデザイン。どーんと載っている「ATH-M50xSTS」の写真が映えますね。右下には端子の写真も一緒に載せてあるのでXLRモデルという事がひと目で分かるようになっています。

内容物ATH-M50xSTS、メッシュ素材のイヤーパッド、レザー素材のイヤーパッド、φ6.3mmステレオ変換プラグアダプター、取扱説明書となっています。

ATH-M50xSTSの仕様

まさに鬼に金棒

ATH-M50xSTS」は、世界的に大ヒットしたオーテクのプロ用モニターヘッドホンである【ATH-M50x】に、これまた世界的に大ヒットしたオーテクのマイクシリーズ【AT20シリーズ】に匹敵するマイクを搭載した鬼に金棒なヘッドセットとなっています。

そのため、ヘッドホンの基本的な仕様は【ATH-M50x】と同じとなっていて、マイクに関しては【AT2020】と同じバックエレクトレット・コンデンサー型で、16mmのダイアフラムが使われています。

そして、今回管理人の俺が購入したのは「ATH-M50xSTS XLRモデル」ですが、同時にUSBモデルも発売されています。主な違いは接続方式だけでどちらも基本的な仕様は同じです。手軽に使いたい方はオーディオインターフェイスが必要無いUSBモデルがおすすめです。

ヘッドホンの仕様

型式密閉ダイナミック型
ドライバーφ45mm
出力音圧レベル99dB/mW
再生周波数帯域15~28,000Hz
最大入力1,600mW
インピーダンス38Ω

マイクの仕様

型式バックエレクトレット・コンデンサー型
指向性単一指向性
感度-44.5dB(0dB=1V/Pa, 1kHz)
周波数帯域50~20,000Hz(at 3cm)
ファントム電源(XLRモデルのみ)11〜52V DC, 2mA

その他

重量(コード除く)約330 g
コードの長さ2.0 m
端子3ピン XLR-Mタイププラグ
φ3.5mm金メッキステレオ3極ミニプラグ

ATH-M50xSTSの各部詳細

本体の質感

ATH-M50xSTS XLRモデル」本体の主な素材はマットブラックのプラスチックとなっています。黒色で艶消しされているので見た目の安っぽさは無い印象。キラリと光るアルミ部分が高級感を醸し出しています。

本体の重さ

カタログ値通りの重さ

ケーブルを除いた本体の重量は330gです。ヘッドセットの中では重くも無く軽くも無い、中くらいの重量です。

ドライバー

搭載されているドライバーはφ45mm。その他ヘッドホン部のスペックも含めてATH-M50xと全く同じです。ただしATH-M50xSTS XLRモデルには上下に白いテープが貼ってあり、音の鳴り方が若干変化しています。

イヤーパッド

イヤーパッドはメッシュタイプとレザータイプの二種類が付属していて、それぞれ材質と厚さが違います。つまり、各イヤーパッドは音の聞こえ方に影響します。詳細はこの記事の【音の傾向】をご覧ください。

ヘッドバンド

ヘッドバンド部分はレザー素材になっていて薄くクッション性があります。軽くむにむにする感じです。

表側には大きくaudio-technicaのロゴが描かれています。

ヘッドバンドの高さ調整はスライダー式で、最大3.5 cm程伸ばせます。

マイク

マイクは跳ね上げ式で、跳ね上げるだけでミュートになります。取り外しは不可。自在に動かせるブームアームで好きな位置にマイクをしっかりと固定できます。主なマイクのスペックは、バックエレクトレット・コンデンサー型指向性は単一指向性周波数帯域は50~20,000Hz(at 3cm)XLRモデルはファントム電源必須です。

ブームアームで位置調整も楽に出来ます。一度位置を決めたらしっかりと固定されるのでマイクがズレる心配も無さそうです。

ケーブル

ケーブルの長さは「2.0 m」で取り外し不可。ヘッドセットなので長すぎず短すぎずちょうど良い取り回し感です。

折りたたみ機能

スイーベル機構が搭載されているためヘッドセットをフラットにできます。さらに、コンパクトに折りたたむ事もできるので持ち運びも楽に出来ます。

折りたたみ機能搭載

端子

端子はマイクがXLR端子、ヘッドホンが3.5 mm金メッキステレオ3極ミニプラグになっています。その他6.3mmステレオ変換プラグアダプターが付属しています。様々なオーディオインターフェイスに対応できます。

その他、「ATH-M50xSTS」にはヘッドセットによく搭載されている音量調節ダイヤルは付いていません。※USBモデルのみサイドトーンの調整スイッチが付いています。

実際に使ってみた感想

ここからは実際に管理人の俺が「ATH-M50xSTS XLRモデル」を30時間程使用してみて感じた音の傾向やマイクの音質、装着感などに触れていきます。使用したオーディオインターフェイスはYAMAHA ZG01です。

音の傾向

音楽、動画、ゲームプレイでメッシュタイプとレザータイプのイヤーパッドを使い分けて「ATH-M50xSTS」を使用してみました。

メッシュタイプのイヤーパッド装着時

メッシュタイプは定位感が良い

音の傾向はモニターヘッドホンらしい解像度の高さでフラットな傾向です。

フラットではありますが思っていた以上に低音の迫力があり、さらに中、高音がバランスよく鳴っていて7時間程度連続で使用していても聞き疲れを起こさなかったです。

ゲームでは主にFPSをプレイしましたが、オーディオインターフェイス側でEQをいじらなくても定位感が良く、足音なども良く聞こえました。低音はモニターヘッドホンの割にはとても鳴りますが、邪魔しない程度に鳴ってくれるので程よい迫力を感じながらゲームに没頭できます。フラット寄りのチューニングなのでEQで色々いじってみるのも面白そうではあります。

レザータイプのイヤーパッド装着時

レザータイプはモニター用途にぴったり

レザータイプのイヤーパッドはメッシュタイプよりも厚さが薄いため、音が鳴る距離が近くなり、さらに遮音性も増すので、より音そのものを忠実に聞くモニター用途に向きます。

ただし、音が近くでハッキリと聞こえるせいか定位感はぼやけたように感じました。でもこれはオーディオインターフェイスのEQ次第でどうにか出来る気がします。

配信やVCなどで長時間装着する時はメッシュタイプ、遮音性と音質を重視したい時はレザータイプがおすすめ。

ATH-M50xSTSの装着感

ATH-M50xSTS XLRモデル」の装着感もメッシュタイプとレザータイプのイヤーパッドによって結構変わります。

メッシュタイプの付け心地

メッシュタイプ装着時はスポーティな見た目

メッシュタイプは、通気性が良くてサラサラとした肌触りで長時間装着していても不快感はありませんでした。クッションは厚めでもっちりとしています。遮音性はそこそこ。側圧はイヤーパッドの下側からやや強めの側圧を受けます。といっても特に痛くなったりはしませんでした。

レザータイプの付け心地

レザータイプ装着時は見た目の高級感が増す

レザータイプは、レザー特有のペタッとした密着感と耳が包まれる感覚が強くて遮音性がグっと上がります。メッシュタイプに比べ側圧もより強く感じられて人によっては不快に感じる可能性がありますが、ガッチリとした装着感は個人的には嫌いじゃないです。ただし、やはりレザータイプは蒸れやすいです。ホールド感がより強く感じられるので頭が小さい人におすすめ。

どちらも頭頂部は痛くならない

ATH-M50xSTSはヘッドバンドのクッション性が薄いのにもかかわらず頭頂部は痛くなりませんでした。ATH-M50xSTSはやや強めの側圧で、挟む力が大きいため頭頂部に負荷がかからないのかもしれませんね。

マイクの音質

マイクの音質は個人的に理想の音質でした。

ATH-M50xSTS XLRモデル」なのでオーディオインターフェイスの性能が大きく関わりはしますが、少なくとも管理人の俺が使用したYAMAHA ZG01では不満は無かったです。

肝心の音質は、「ATH-M50xSTS XLRモデル」にはバックエレクトレット・コンデンサーマイクが搭載されていますが、マイクを口元に近づけて話すため近接効果が生まれ、若干低音が強調されてダイナミックマイクに似た音になります。しかし、声の輪郭をハッキリと捉えていて聞き取りやすい音質です。

ただし、口元の位置を確認しないと破裂音が入ってしまい若干ボフボフいうので注意が必要。

文章だけでは伝わりにくいと思いますので実際に聴いてみてください。(収録時フィルターは無し、イヤホン推奨)

ATH-M50xSTS – マイク音質

収録時の環境は一般的なリビングで、吸音材なども一切貼っていませんが綺麗に録れていると思います。ヘッドセットのマイクでこの音質ですから満足度は非常に高いです。

良かった所と気になった所

最後に「ATH-M50xSTS XLRモデル」の良かった所と気になった所をまとめます。

良かった所

  • マイク音質が良い
  • 単一指向性のマイクだから生活音が入りにくい
  • リスニングにもモニターにもゲームにも使えるヘッドホン音質
  • 聞き疲れしないヘッドホン音質
  • 用途別にイヤーパッドを使い分けられる

ATH-M50xSTS XLRモデル」は一つ持っていればリスニングもモニターもゲームもVCも配信もいけちゃう万能なヘッドセットで良い所尽くしでした。

そしてマイク音質がヘッドセットとは思えない高性能なものなので、VCをしながらゲームをしたり、生配信を行う方にはクリティカルヒットする商品だと思います。

気になった所

基本的に良い所しかなくて大変満足だったのですが、一つだけ気になった所がありました。

  • ヘッドセットのサイズ感が大きめ

管理人の俺は「ATH-M50xSTS XLRモデル」のサイズ感だけが唯一気になりました。

結構余裕をもって作られているので、俺のそんなに大きくない頭ではヘッドバンドのスライドを一番短くしてギリ装着できる感じです。

特に女性や頭の小さい方は購入する前に試着する事をおすすめします。

総合評価

ATH-M50xSTS XLRモデル
総合評価
( 5 )
メリット
  • マイク音質が良い
  • 単一指向性マイクだから雑音を拾いにくい
  • リスニングもいけるモニターサウンド
  • 聞き疲れしないヘッドホン音質
  • 用途別にイヤーパッドを使い分けられる
デメリット
  • サイズ感が大きいから頭の小さい人は要注意

ATH-M50xSTS XLRモデル」は鬼に金棒を体現した最強ヘッドセットです。ヘッドセットを探している方全員におすすめできます。ちなみにUSBモデルでもヘッドホンとマイクの音質共に傾向は同じなので、手軽さ重視の方はUSBモデルもおすすめです!どちらのモデルもサイズ感だけは注意してくださいね!

最後まで読んでくれてどうもありがとうございました!
他にレビューして欲しいPC周辺機器があればコメントで教えてください。

それではまた~。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

小学生の頃に『ポトリス』でPCゲームデビュー、2005年には『スペシャルフォース』でFPSにドハマり。PCを自作しながら様々なゲームをプレイし続け、気づけばFPS歴は20年目、格ゲーは11年目に突入。ゲーミングデバイス、周辺機器大好き。読者ファーストをモットーにブログを執筆中。

コメント

コメントする

目次