この記事では、「ZG01」を使用する際のパソコンと各種ソフトウェアの設定と、ZG01専用ソフトウェア「Yamaha ZG Controller」の解説をしていきます!
管理人の俺が実際に使用しているゲームエフェクトや、マイクフィルターの設定も公開しますので、ぜひ参考にしてください!
「ZG01」の仕様や各ボタンの解説、配線は別の記事で解説しています!
こちらの記事も読んでね~!!
それでは最後までどうぞよろしくお願いします!
目次
ZG01には入出力系統が2つずつある
各設定に入る前に入出力系統のお話から。
「ZG01」は、再生デバイス、録音デバイスがそれぞれ2つずつ備わっています。
Windows/MacやDiscordなどのボイスチャット用アプリに、適切な再生/録音デバイスを割り当てましょう。
適切に割り当てる事で、「ZG01」本体のツマミでゲーム音声とボイスチャットの音量を別々に調節する事が可能になります。
- Windows
【デバイス名】
・スピーカー(Yamaha ZG01)
・Voice (Yamaha ZG01)
- Mac
【デバイス名】
・Yamaha ZG01 Game
・Yamaha ZG01 Voice
- Windows
【デバイス名】
・Streaming (Yamaha ZG01)
・Voice (Yamaha ZG01)
- Mac
【デバイス名】
・Yamaha ZG01 Game
・Yamaha ZG01 Voice
※スマートフォン+ゲーム機を接続した環境で「ZG01」を使用する場合は、ここで解説する設定は必要ありません。
※Windowsを例に解説しますが、Macもデバイス名が違うだけで方法は同じになります。
PCのゲーム音声/システム音の設定
スピーカー(Yamaha ZG01)は、ゲームアプリ音声やOSのシステム音を出力します。
デスクトップ画面でスピーカーアイコンを右クリックしたら、【サウンド】をクリックし、「再生タブ」を選択したらスピーカー(Yamaha ZG01)を規定のデバイスにしてください。
Discordの設定
次はボイスチャット用アプリの割り当て設定です。
Discordを例に解説しますが、LINEやSkypeの設定も基本的に同じやり方です。
1.Discordを起動後【音声・ビデオ】の設定画面を開く
2.「入力/出力デバイス」どちらにもVoice (Yamaha ZG01)を割り当てる
3.デバイス名がどちらもVoice (Yamaha ZG01)なのでややこしいですが、画像のようになっていれば完了です
ZG01専用ソフトウェア「Yamaha ZG Controller」のMIC SETTINGSからマイクフィルターを設定出来ます。
そのため、Discordに内蔵されている「エコー除去」や「ノイズ抑制」はオフを推奨します。
OBSstudioの設定
「ZG01」を使ってOBSで配信をしたい場合は、Streaming (Yamaha ZG01)をOBSの音声入力キャプチャに割り当ててください。
1.【ソース】の+マークを選択後、音声入力キャプチャをクリック
2.好きなタイトルを入力後、新規作成
3.【ソース】に追加された音声入力キャプチャを右クリック後、プロパティを選択
4.デバイスにStreaming (Yamaha ZG01)を割り当てたら設定完了
配信に載せる音声や音量はZG01専用ソフトウェア「Yamaha ZG Controller」で設定します。


ZG01専用ソフトウェア「Yamaha ZG Controller」のMIC SETTINGSの中にノイズゲート、コンプレッサー、リミッターがあります。
そのため、OBS側のマイクフィルターをかける際は二重がけにならないようご注意ください。
Yamaha ZG Controller
ここからは、ZG01専用のソフトウェア「Yamaha ZG Controller」を解説します。
ソフトウェアは【こちら】からダウンロードできます。
ご使用のOSに合ったものを選んでください。
ホーム画面
「Yamaha ZG Controller」のホーム画面のレイアウトです。
左側に各種設定できる項目タブがあります。
そして右側に現在保存されているゲームエフェクトが、その下に現在のマイク音量の表示、最後にヘッドホンモニターの音量調節ができるようになっています。

MIC SETTINGS
最初の項目はマイクセッティングタブです。
いわゆるマイクフィルターってやつで、接続したマイクの音量やノイズカット、マイクのイコライザーをいじれます。

GATE | ホワイトノイズやエアコンなどの環境音をカットする機能です。 |
COMP | 小さい声と大きい声の音量の差を調節し一定の音量にする機能です。 |
EQ | マイクのイコライザーです。 以下の4種類が用意されています。 中身もいじれますのでお手持ちのマイクに合わせて調整してください。
|
LIMITER | 音量を制限できる機能で音割れ防止に役立ちます。 |
画像は管理人の俺が実際に使用している設定です。
機能は全てONにし、値はこちらも全て50に設定。
使用しているマイクはダイナミックマイクなので、イコライザーはプリセットにある「Dynamic MIc.」を使用しています。
EQの中身はいじっていません。
管理人の俺が使用中のマイクはオーディオテクニカのAE6100です
MIC EFFECT
次はMIC EFFECTですが、こちらは「ボイスチェンジャー」機能をいじれる項目となります。
「ZG01」本体についてる3つのボタンを使用してボイスチェンジャーの機能をON/OFFできるので、生配信中やボイスチャット中に直感的に操作できます。

VOICE CHANGER1 | 声質を変化させます。声質のプリセットは6種類あり、全てピッチやゲインを調整できます。 |
VOICE CHANGER2 | 上の声質を変化させるプリセットを割り当てるか、SEとしてピー音を割り当てられます。 ピー音は「ZG01」本体のボタンを押している間に適応され、押している間は自分の声がミュートになります。 |
Echo | 声を反響させるレベルを設定できます。 shot→middle→Longの順に反響レベルが高くなります。 |
補足として、一部ボイスチェンジャーにはそこにさらにボイスチェンジャーのエフェクトを重ねがけできるものもあります。
この辺りの機能はいじっているとずっと遊べてしまうので割愛させていただきます。
この続きはぜひとも「ZG01」を手に入れて自分でいじってみてください。
GAME EFFECT
この項目では出力音声に対してエフェクトをかけられます。
具体的には、低音を強調して足音を聞き取りやすくしたり、中、高音を持ち上げてキャラクターのセリフを聞き取りやすくしたりなどです。

プリセットは全部で9種類用意されていて、各プリセットの中身をさらに細かく自分でいじれます。
設定は全部で3つまで保存でき、さらに「ZG01」本体に付いている3つのボタンに対応しています。
これにより、瞬時に設定を切り替えたりON/OFFにできます。
この記事の下の方に管理人の俺が使用している設定を書きますので参考になれば幸いです!
HEADPHONE MONITOR SETTINGS
この項目ではマイクのサイドトーンの音量やサイドトーンにかけるエフェクトプリセットを設定できます。
サイドトーンとは、マイクを通した自分の声や周囲の音を耳へ取り込み、普段に近い感覚で会話をすることができる機能です。
密閉型のヘッドセットやイヤホンを使用している方に便利な機能です。

プリセットはゲーミングヘッドホン、ヘッドホン、イヤホン、YH-G01用、の4種の他に、ユーザープリセットが2つ用意されています。
各プリセットは全て自分で調整や編集ができます。
ちなみに管理人の俺はEQをかけずとも快適だったのでEQは全てOFFにしてます。サイドトーンの遅延も感じませんでした。
MIC MONITOR LEVEL(サイドトーンの音量)は最大の6.00にしていますが、ここはお好みで。
STREAMING OUTPUT MIXER
ここは主に配信者向けの項目になります。
配信に何の音をどれくらいの音量で載せるか設定できます。

【INPUT】
MIC | 配信に載せる自分のマイク音量を調節できます。 |
VOICE | ここのLEVELを上げると、ボイスチャット時のフレンドの声を配信に載せる事ができます。 さらに、GAME EFFECTタブで「3D CHAT SPACE」をONにしてる場合、【FX】をONにすると「3D CHAT SPACE」が配信音に適応され、配信視聴者も擬似的に「3D CHAT SPACE」を体験できます。 |
GAME | 配信に載せるPCシステム音声及びゲーム音声の音量を調節できます。 こちらもGAME EFFECTタブでエフェクトを使用中の場合、【FX】をONにする事でエフェクトが配信音にも載るようになります。 |
INPUTの各項目はLEVELを上げ下げして音量を調整します。
ここで設定した音量がOBSなどの配信ソフトに反映され、配信されます。
【OUTPUT】
USB | INPUTの設定をPCに出力します。 PCの録音デバイス「Streaming (Yamaha ZG01)」に配信音声を出力する場合はUSBをONにしてください。 配信ソフトにOBSを使用する場合は通常はUSBをONでいいです。 ※ゲーム機の音が出ない場合はゲーム機のHDCPをオフにしてください。 |
HDMI | INPUTの設定をHDMIに出力します。 キャプチャーボードに配信音声を出力したい場合や2PC配信をされる方はHDMIをONにしてください。 |
MONITOR | INPUTで設定した配信音声をヘッドホンorスピーカーで聞くことができます。 音量バランスや出力に問題が無いか確認するために使用してください。 |
俺しらべおすすめゲームエフェクト設定
全てのGAME EFFECTのプリセットを試した結果、管理人の俺は以下のように設定して「ZG01」を使用しています。
FPS全般 | プリセット【Engage-M】を使用しています。主にAPEX、CoDなどに使用。 サラウンドをONにすると臨場感が増してよりゲームに没入できますが、定位感がぼやける気がしたのでステレオで使用。 YAMAHA開発者いわく、【Engage-M】は様々な戦闘に適している汎用性の高いプリセットだそうです。 |
動画/音楽 | GAME EFFECT無しのステレオにしています。 音楽によっては「ZG01」のサラウンドをONにしています。 この設定で音がぼやけて聞こえる場合はEQで中高音を若干上げるか、プリセットorFOCUS MODEで【Dramatic】を選択するとボーカルやセリフ音が強調されます。 |
スプラトゥーン | 最近ハマってるのでおまけで。基本はGAME EFFECTは無し、ステレオでプレイしてます。 フラットなプリセットのEQで1000Hz~2000Hzあたりを上げてあげると、潜伏中のブクブク音やイカ状態の移動音が聞こえやすくなります。 |
ちなみに使用中のヘッドセットはSENNHEISER GAME ZEROというヘッドセットを使用中です。
GAME ZEROは古いヘッドセットですが、FPSに特化したチューニングで足音や定位感が抜群によく、
人によっては現行のヘッドセットよりGAME ZEROを選ぶ人がいるくらい未だに現役で使えるゲーミングヘッドセットです。
2023/01/23追記
おすすめのGAME EFFECT設定について記事を書きました!
最強な万能設定も公開していますのでGAME EFFECTについてさらに詳細を知りたい方はこちらを読んでね!
パソコンやニンテンドースイッチのサラウンドをONにする
「ZG01」のサラウンドをオンにする時は、使用するPCやゲーム機側のサラウンドもONにしてください。
Windowsのサラウンドをオンにする
1.デスクトップ画面でスピーカーアイコンを右クリックし、【サウンド】を選択
2.再生タブにある【スピーカー(Yamaha ZG01)】を選択後、構成をクリック
3.7.1サラウンドを選択し、次へを押す
4.オプションスピーカーに全てチェックをしたら次へを押す
5.フルレンジスピーカーに全てチェックをしたら次へを押して設定完了です

ニンテンドースイッチのサラウンドをオンにする
1.ホーム画面で【設定】を開き、【テレビ出力】を選択
2.【テレビのサウンド】を見つけたらボタンを押し選択後、【サラウンド】を適用
3.注意書きが出ますが、そのまま設定をし、必要に応じてテストをしてください
4.問題なく音が出力されたら設定完了です

この記事の設定の解説は以上になります!!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
2つの記事にて「ZG01」を解説してきました!
本当はゲーム毎に調整したGAME EFFECTをもっと増やしたいのですが、それは今後にまた記事にするかも?
それでは最後まで読んでくれてありがとうございました!
何かあれば気軽にコメントください~!
それではまた~。
【ZG01の使い方や仕様の詳細はこちら】
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